17 CALCUTTA CONQUEST BFS HG

17カルカッタコンクエストBFS HG。
TBオークションで購入。
小傷のみで、特に異常はありません。
リーリングした感じ・・・かなり良い状態かと思われます♡
外観は前回整備した15モデルとほぼ同じです。
それでは中を見ていきます。
分解


FTB(フィネスチューンブレーキシステム)です。
見た目でも、性能面でも、このリールの大きな特徴となっています。


ブレーキユニットの6〜8個のマグネットでスプール自体に直接ブレーキを掛ける仕組みです。スプールにブレーキパーツ等(磁力を受ける部品等)が付いていない為、スプールは驚きの軽さになっています。


続いてバラしていきます。


ギアボックス側のカバー「本体A組」を取り外すところです。
内側のビス2本を取り外して・・・

この2つのビスを取り外して・・・

カバーオープンです。
ドラグ音出しの部品があります。その他は15モデルとほぼ同じようです。

こちら「ドラグ音出しピン」です。上の黒い部品は「ドラグ音出しラチェット」です。

ドライブギア、ドラグ部取り外しました。


ピニオンギア、クラッチ関係の部品を取り外しました。

この白い部品「クラッチツメブッシュ」紛失の恐れ大です。特に白いウエスやタオルの上で作業する場合!ご注意ください。

こちら、最近の私のEリングの取り外し方のご紹介。
マスキングテープをかまして取り外します。こうすることでEリングが飛んでいくことがありませんし、パーツの保護にもなります。

ドライブギア軸取り外し。
ウォームシャフトはレベルワインド組が付いたまま取り外すことができました。
14-15モデルでも同じかと思います。


各部分解。

ほぼ分解終わりました。
部品洗浄、各部点検


こちら、ローラークラッチ外側のベアリングを取り外したところ、ベアリングの下から金属片が出てきました。




ローラークラッチを取り外してみたところ、ハウジング内が偏って削れています。ローラークラッチを嵌め込む時に少し斜めになったか何かしたんでしょうか。ローラークラッチ自体は異常ありません。
再度嵌め込み、異常なしです。

部品洗浄、点検完了です。
異常ありません。






かなり良い状態かと思います。

2枚のドラグワッシャーは種類が違うものです。
組み立て、完成


先に「ウォームシャフト」「レベルワインド組」「ウォームシャフトピン」を組んでから、フレームにセットしていきます。
このやり方だと「ウォームシャフトピン」と「ウォームシャフト」が噛み合っていることが目視で確認しやすく、安心して組み立てることができました。
(前回の15モデル整備の時は「ウォームシャフト」と「レベルワインド組」をフレームにセット後、「ウォームシャフトピン」を取り付けていましたが、今回のこのやり方の方が良さそうです)


ドライブギア軸、取り付けました。
クラッチ関連の部品、取り付けました。

ドライブギア、ピニオンギア取り付けました。

↑コレもなかなか良かったので紹介します。
この蓋がハマる所、フレーム側全周に綿棒に染み込ませたシリコンオイル(スプレー)を塗布してみました。蓋をハメる時の「シャリシャリ」する感じが無くなり、蓋がスッとハマります!





完成です。
初めからとても良い状態でしたので、リーリングした感じはさほど変わりません。
このリールと01モデルの50番を持って渓流釣りに行きたいと思います!
今リーリングしながらその場面を想像しているだけでもう・・・っ最高です♡
最新のリールをあまり知らない私にとってはまったく新しいタイプのリールでした。
23BFSモデルでは、スプール径が小さくなっていたり、ギアの材質がジュラルミンになっていたりするようですね。これも早く触ってみたい!
まぁまだその前に18モデル、19-20DCモデル、21モデルがありますので順番に整備していく予定です。
今日も楽しい整備でした。
ありがとう!17カルコンBFS!
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構造はほぼ同じですので、こちらの記事もご参考にどうぞ。