小型ベイトリール

CALCUTTA 200XT

佐倉リール

カルカッタ200XT。メルカリで購入。
1994年モデルです。31年前ですね。
ボディー下部、ギアボックス側に凹みがあります。
スプールの回転が良くないです。
ハンドルノブはキュルキュル音がします。
その他、異常は感じられません。

ちなみにこのリール、この時点でもうお気に入りリール確定です!
デザインがもう・・・っ最高です。
この凹みをどうにか綺麗に直してあげたいところです。

分解

ギアボックス側の分解

ハンドル側からバラしていきます。

ギアボックス側、バラしていきます。綺麗ですね。

本体固定板裏側、Eリングを外して、メインギア軸を取り外します。
それからバラバラと部品を取り外して・・・

こうなりました。

フレーム側の分解

本体フレーム側フタを取り外します。細軸のドライバー(+1番)が必要です。

(左画像)「クロスギア抜け止め」を取り外して、
(右画像)レベルワインダーをバラしました。

こうなっています。

ボディー凹みの整形

ギアボックス下部の凹みを直していきます!

パイプを切って治具を製作。
この上で形を整えていきます。

傷付かない様に上下にパッキンを当ててプライヤーで挟んで整形していきます。マジックの線は凹み箇所のマークです。

少しづつ・・少しづつ・・・

こんなもんでしょうか。

組み立て、完成

その他部品、洗浄・点検完了しました。

スプールベアリングと本体フレーム側のベアリングは交換となります。
スプールの両サイドのベアリングです。

スプールベアリングは手持ち在庫ありましたので新替え。
本体フレーム側のベアリングは購入後取り換えとなります。とりあえずはこのまま使用。

グリスアップしながら組み立てて行きます。

合体させます。

ギアボックス下部の凹み
(左画像)修理前
(右画像)修理後

ハンドルノブグリスアップしました。
0.1mmシム追加しました。

いいですね〜・・・ん⁉︎
ハンドルに横方向のガタがありました。

メインギア軸に0.4mmのシムを追加。ガタがなくなりました。

かなりいい感じです♪このリール巻き心地がいいっ♡
スプールの回転はかなり良くなりました。あと一つベアリングを取り替えればまだ良くなるはずです。
ハンドルノブはシム調整でガタ無くいい状態となりました。
ギアボックス下部の凹みは整形しています。

今回は本体の凹みまで直す事ができましたので、大満足の整備となりました。
ありがとう!CALCUTTA 200XT!

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追記です。

整備後、掃除をしていたところ、床に調整シムが落ちているのを発見。
あー!やっぱりなー!
メインギア軸の調整シムです。

調整シムと間違えて入れていたモノはメインギアの下(内側)にある白いギア(クロスギアA)の内側に入るモノでした。どうもサイズがおかしいと思ってはいたのですが・・・ダメですね〜。失礼しました!

シムを取り替えて、これでバッチリです。

ABOUT ME
佐倉リール
佐倉リール
こんにちは。佐倉リールです。趣味でリールの分解・整備をしています。 本職は船乗り(機関士)です。船の整備もリールの整備も「確実に・丁寧に」を心掛けています。 現在は主に中古リールを購入し分解・整備を楽しんでいます。本ブログは、ご自身でリールメンテナンスをされる方に参考にしてもらえる様な内容にしていきたいと思っています。 パソコンに不慣れの為、リールの整備以上にこのブログ作成に手こずっております。
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