小型ベイトリール

PHANTOM MAGSERVO GS-5

佐倉リール

ファントム マグサーボ GS-5。
メルカリで購入。
外観はなかなか綺麗。コロンとしていて可愛いリールですね。
製造年は1983〜1985年頃のようです。40年前!!すごいですねー。
巻き心地は・・・オモチャみたい(笑)
悪くないかと思います。

分解

先ずは3分割。
錆が出ています。


ブレーキシステムです。

ブレーキユニット側カバー取り外し。
ビスが錆びています(右画像)。これはステンレス製のビスに取り替えようと思います。

レベルワインド関係部品取り外し。

ベアリング2個取り外し。
「CARBON BEARINGS」だそうです。ベアリングというより「カラー」とか「ブッシュ」ですね。
今回はコレをボールベアリングに取り替えます。

ハンドルを取り外します。
(右画像)この止め輪が外しにくいんです。

ハンドル、スタードラグ等、取り外しました。

カバーオープンです。

シンプルな構造です。
グリスが劣化してベトベトな状態です。

(左画像)メインギア、ドラグ部、取り外し。
(右画像)ストッパーギア、アンチリバースドック、取り外し。

ピニオンギアとメインギア軸を取り外しました。

・・・これは以前整備したファントムSM-15とほぼ同じですね。
参考にこちら↓の記事もどうぞ。

部品洗浄、点検

部品洗浄、各部点検完了です。

スプールです。放射状にクラックが入っています。
これは問題ないかと思います。

その他、異常なし。
サビも綺麗に除去できました。

組み立て

「CARBON BEARINGS」をボールベアリングに取り替えました。

レベルワインダー取り付け。
腐食しているビスは、後日ステンレス製の物に取り替えます。

カバー取り付け。

ギアボックス側を組み立てていきます

ピニオンギア、クラッチヨーク取り付け。

メインギア、ドラグ部取り付け。

カバー、ハンドル取り付け。

完成です。
?? スプールの回転が重い・・・
? マグブレーキ調整ダイヤルを最大の10にすると軽くなります(笑)
どうやらブレーキユニットのダイヤル位置が間違っているようです。

ダイヤルを10の位置にした状態でブレーキユニット付きカバーを取り付けます。
コレで良好となりました。

完成です。
まさに生まれ変わったようです♡
劣化したベタベタグリスのリールは部品洗浄とグリスアップで全く違うリールの様に変わります。

・・・・ところが

ん?・・・・
テストで何度かドラグを締めたり緩めたりしていた所、毎回ではありませんがドラグを締めた時にハンドルが重くなります。毎回転同じ所で何かに擦れている感じ・・・。

ドラグ周りを点検した所、メインギア軸が摩耗しているような感じで、皿バネとの隙間が大きくなっています。

カバーを外した状態でドラグを締めてテスト。
位置がズレるのは毎回外側の皿バネです。
カバー側にも皿バネが擦れた跡があります(右画像)。
ハンドルが重くなる原因はこれで間違いなさそうです。

・・・・・と散々悩みましたが、
以前整備したファントムSM-15の記事を見直して気がつきました!

ただの組み順違いです。
前オーナーさんの間違いですっ!!(言い訳)
皿バネが下、その上に樹脂スペーサーです。
メインギア軸にある溝はスタードラグのネジの逃しですね。
何はともあれ、何事もなくほっとしました。

完成

今度こそ本当に完成!

ベアリングを変えたせいか、オモチャ感がなくなりました。
「純正オリジナル」好きな私ですが「CARBON BEARINGS」は好きになれませんでした。ベアリングを変えて初めて「良いリール」になったかと思います。

あとは腐食していたビスをステンレス製の物に取り替えたいと思います。

これも渓流で使ってみたいですね。
今回も楽しい整備でした!
ありがとうマグサーボGS-5!

ABOUT ME
佐倉リール
佐倉リール
趣味でリールの分解・整備をしています。本職は船乗り(機関士)です。船でもリールでも整備は「確実に・丁寧に」をモットーにしています。 リールメンテナンス専門店Selffishの「リールオーバーホールマスタープログラム」を受講し、リール整備の基本を学びました。現在、本職の休暇中にはSelffishのメカニック見習いとして修行中です。 このブログでは、ご自身でリールメンテナンスに挑戦される方の参考になるような情報を発信していきたいと考えています。 また、整備を終えたリールの一部は「佐倉リールメルカリ店」にて出品しています。このリール達がまた新たなオーナーの元で活躍してくれたら嬉しく思います。 パソコンに不慣れな為、リールの整備以上にこのブログ作成に手こずっております。
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