REGNO Light 4000 Special

リョービのレグノライト4000スペシャルです。
1980年代後半から1990年頃のモデルのようです。
2台あって、一台はタックルベリー、もう一台はメルカリで購入した物です。
パーツリストが閲覧できないモデルは2台あるとパーツの有無や状態の確認が出来ていいんです。
タックルベリーの方は外観は綺麗ですがコロコロ感があります。
メルカリの方はハンドルがとにかく重い状態です。


ハンドル側に「FLIP」への切り替えレバーがあります。
クラッチレバーを押さえている間だけクラッチが切れて、クラッチレバーから指を離すとクラッチが繋がるというモノです。
当時流行っていたようですね。


金色の「Special」がいい味出してます。
ハンドルの重いメルカリの方を先に整備します。


ブレーキシステムです。ゴッツイですねー。スプールもカバー側マグネットも重量感あります。

ハンドル側取り外します。

カバーオープンです。
おー!カッコいいですねー。
私、リョービのリールは初めてです。


(左画像)メインギア、ドラグ部、取り外し。
(右画像)ピニオンギア、ストッパーギア、アンチリバースドック、取り外し。


(左画像)レベルワインド関係部品、取り外し。
(右画像)クラッチ関係部品、取り外し。


(左画像)ベアリング取り外し。
(右画像)メインギアシャフト取り外し。

分解完了です。
グリスがベッタベタです!飴みたいです!
コレではハンドルも重くなりますね。逆にコレを綺麗に洗浄すればかなり良くなりそう!

部品洗浄完了。
コレは・・・いいです!!








かなり綺麗になりました!
ボールベアリング2個は取り替えとなります。

組み立てていきます。


メインギアシャフト、レベルワインド関連部品、取り付けました。


(左画像)ベアリング取り付け。(このベアリングは手持ちが無いので後日取り替え)
(右画像)クラッチ関連部品取り付けました。


(左画像)ストッパーギア、アンチリバースドック、取り付けました。
(右画像)メインギア、ドラグ部、ピニオンギア、取り付けました。
金属製のクラッチカムや、順番にカチャカチャ置いていくだけという感じの組み立て方が新鮮です!


(左画像)カバー取り付けました。
(右画像)ハンドル取り付けました。

(左画像)こちらのベアリングは手持ちがあったので取り替えました。

完成です。
まさに生まれ変わった感があります!ハンドルもスルスル軽い!
あともう一つのベアリングを取り替えれば完璧です!
次に巻きにコロコロ感のあるタックルベリーの方を整備していきます。

分解完了。
こちらのグリスは一部白く乳化した状態でした。

部品洗浄完了。
こちらもベアリングは2個取り替えとなります。

こちらは使用感あります。


外側は使用感少なくメルカリ品より綺麗です。

組み上げたところ、スプールの回転が悪い・・・。
ギアボックス側のカバーの取り付け位置が悪いとメインシャフトが傾いてピニオンギアに当たり過ぎてしまうようです。
修正してスプール回転良好となりました。
ところが、今度はリーリングにコトコトという感じの違和感があります。

今度はウォームシャフト側のギアに当たり過ぎていたようです。
このギアの配置はなかなか曲者ですね。
・・・いや、私の技量が無いだけです。コレくらいは組み立て時に気付け!という話し。
スプール回転と巻き感を確認しながらカバーの取り付けネジを締めていきます。
良好となりました。
少しコロコロ感が残っていますがコレの原因はベアリングかと思います。
(本体ハンドル側のベアリングは手持ちが無い為後日取り替えます。)

コロコロ感の原因がギアだと困るので一応確認。
メインギア、ピニオンギア、ウォームシャフト用ギアをメルカリのモノと交換してみました。
状態変わらずです。ギアは異常なし。




完成です。
二台ともいい状態かと思います。
これならまた活躍してくれるでしょう!
初めはブサイクなリールだと思いましたが、整備後の今は好きになっています。なぜでしょう?
初めてのリョービ。楽しい整備でした!
ありがとう!レグノライト4000スペシャル!
こちらのリールどちらか一台は「佐倉リールメルカリ店」に出品予定です。






