02 TWIN POWER 8000HG


02ツインパワー8000HGです。
「フリクションリングが機能していない」とのことでお預かりしました。
フリクションリングはドロドロ状態。
ギアノイズあり。
という状態です。
こちらのモデルは、メーカー部品供給終了していますので、部品交換なしでの整備となります。


フリクションリングはこんな状態です。

キレイに取り除きました。
本体部分解


ローラークラッチ取り外し。

ピニオンギア取り外し。


ボディーガード取り外し。
フタ取り外し。


ドライブギア、その他内部部品取り外し。
本体部各部品、洗浄・点検

本体部分解完了。
各部品、洗浄・点検完了。
⭕️のベアリングは交換となります。






ドライブギア、一部腐食あります。
歯面はノイズほど悪く見えません。
その他異常なし。
ローター、ハンドル、スプールの整備

ローター分解。
ドロドロのフリクションリングが入り込んでいました。

ハンドルノブ分解。
この固定ナット、材質的に弱いのか頭のマイナス溝が潰れやすいのでご注意ください。

分解完了。
各部品の洗浄・点検完了です。
⭕️ベアリングは交換となります。




ベアリング以外は異常なし。
組み立て

すみません。
ローターの組み立て時の写真はこれだけです。


摺動子部、分解点検、異常なし。
組み立てていきます。


ギアノイズを消す方向での整備です。グリスはSelffishの「SiG」を使用します。


調整座金、0.1㎜を一枚追加しましたが、ちょっと詰め過ぎのようです。
0.05㎜でちょうど良さそうです。手持ちが無いので、購入して後日入れ替えます。

ローター取り付け。


塩が溜まりやすいボディーガード内にはスタジオオーシャンマークの「CC000」を塗布しておきます。
組み上げ後、凹んだところにある固定ボルト部全てに、Selffishの「魔法のヴェール」をコーティング。海水の侵入・ビスの固着を防止します。


一旦組み上げ。
外装ガラスコーティング。
あとはギアの調整座金の到着を待って、また後日の整備となります。
ハンドルノブのベアリングなんですが、在庫していた新品ベアリングにノイズがありました。こちらも取り寄せてから交換します。
部品交換、自作フリクションリング取り付け

スペーサーシム、ベアリング、到着しました。


ハンドルノブのベアリングを交換します。
左画像の上のものが新品(ミネベア製)、下が取り外した物です。
ボールの数が違います。
このリールでは、海水対策のためグリスを充填して取り付けます。(右画像)

ギアのクリアランス調整です。
追加していた0.1㎜を抜いて、0.05㎜を入れます。



当初はフリクションリングを取り外すだけの予定でしたが、試しに自作してみたところ、思いのほか綺麗にできたので、オーナー様にご相談の上、そのまま装着させていただきました。
家にあったゴム板では厚みが足りなかったようで、フリクションの効きは弱めですが、機能はしています。
今後、ゴムの材質を見直し、佐倉リールの整備サービスに加えたいと思います。
完成


完成です。
多少ギアノイズは残ってしまいますが、良い状態にできたかと思います!
今回は自作のフリクションリングを取り付けさせていただき、私にとって大変良い経験をさせていただきました!
この度はありがとうございました!
良い魚が釣れますように!🎣






