17 GRAPPLER 301HG(簡易メンテナンス)

17グラップラー301HGです。
今回は頭の舐めてしまったボルトの取り外しと、簡易メンテナンス(内部のオイル・グリスアップまで)のご依頼です。
佐倉リールで「簡易メンテナンス」は今回が初めてです。
元々、セルフメンテナンスの難しいカウンター付きリール向けに考えていたサービスです。
今回は「どこまでを簡易メンテナンスとするか?」考えながら作業を進めていきます。


頭の舐めてしまっているボルトはなかなか手強そうだったので、Selffishに伺った際に取り外してもらいました。
この時使用されていた工具は、WERAの0.8(厚み)×4.0(幅)の先端がLasertip加工されているマイナスドライバーです🪛
今回の状況ではこのサイズのLasertipが最適だったようです。
マイナスドライバーは先端の幅・厚み・形状などで使い分けますが、意外と種類が多く、その中で最適なものが使用されます。
私、Lasertipのこのサイズを持っていなかったので、この後すぐに購入しました。
↓こちらです🪛✨




分解していきます。

カバーオープンです。


塩っけありますね。


リールを使用した次の日にお預かりしたので、水分が残っていました。


逆転ストッパーにサビがあります。
メインギア裏に緑青があります。


レベルワインダーはこのままバラさずに、掃除・グリスアップしました。


こちらもバラさずに、掃除。


緑青は真鍮ブラシで軽く磨いています。(凹凸がなくなる程度まで)
左画像が磨く前、右が磨いた後です。


ギア、いい状態かと思います。


その他、掃除完了。
いい状態かと思います。


ベアリングはほぼ全てにノイズが出ている状態です。
今回は簡易メンテナンスのため注油のみ行い、お客様には、次回オーバーホール時に交換をご検討いただくことをおすすめしました。



メインギアシャフト下ベアリングハウジングのグリスは乳化していました。
こちらは掃除後、グリスアップ。

このパッキン「フレームセンターシール」というパーツです。
これで内部に水が入りにくくなっているようです。
こういうパーツ、好きです♡


グリスアップして組み立てます。





ひとまず完成。
固定ボルトの到着を待ちます。

固定ボルト到着です。
上側2本を取り換えました。
固着していた固定ボルトは凹みの奥にあるため、塩が溜まりやすいのかもしれません。
今回は固定ボルトの上に「魔法のヴェール(シリコン原液)」を塗布しておきました。これで凹みに塩が溜まりにくくなると思います。
ベイトリールの簡易メンテナンスは今回のような感じになります。
「どこまでを簡易メンテナンスとするか?」ですが、現時点では全てのベアリングに注油できる状態まで分解・整備することを基準にしていこうと思います。
「簡易メンテナンス」は定期点検的な使い方もできそうです。
皆様のリールもいかがですか?
ご縁がありましたら、よろしくお願いいたします。






