アライくん HIGH SPEED

アライくんです。
かわいいですね♡
佐倉リール4人目のお客様です。

2002年製、ハイスピードモデルのようです。


巻き感にゴロつきあり。
ハンドルが重い状態。
その他、ハンドルが曲がっていて、スタードラグに干渉しています。
リテーナーとの接触部を見るとかなり曲がっているのがわかります。
その他異常なし。
分解


私、スピンキャストリールはこれまで触ったことすらありません。
今回の整備は、より慎重にいきたいと思います。


ドラグをガッチリ締めた状態で、ハンドルが回らないように手で押さえながら、ローターを回して取り外します。
スプールは1/4回転くらい回せば外れます。


慎重にいちいち写真を撮っていきます。


ハンドル取り外し。


スタードラグ取り外し。


ブッシュ取り外し。

バネが出てきました。
(このバネは抜けない場合でも、ケースから本体を取り出すことができました。)


3本の固定ボルトを緩めて、本体を取り出します。
本体部の分解








カッコいいですねぇ〜
グリスはほぼ飛んでいる状態です。ギアにもそれなりのダメージがあります。

バラしていきます。


シャフトのガイド兼ベアリング押さえとなっている部品を取り外します。


Eリングを取り外します。
ここでEリングを紛失しています。


バネ、ピニオンギア取り外し。


メインシャフト取り外し。
ドライブギア軸抜き出し。


各部品を取り外して、順番に並べています。


本体にあるベアリング2つ…

取り外しました。


クラッチレバー(シッポ)を取り外します。
こちらのバネとビスを取り外し…


シッポの下のビスを緩めて、取り外します。

分解完了です。
構造はかなりシンプルです。
ハンドルの整形


ハンドルの曲がりを整形します。

あまり攻めすぎると傷をつけてしまいそうなので、この辺でやめておきます。
これでスタードラグには干渉しないと思います。
各部品の点検

各部品、洗浄・点検完了。












ベアリングは全て交換となります。
その他異常なし。
ギアの多少の傷は仕方なしとして、その他、全体的にいい状態かと思います。
組み立て①(Eリング紛失のため組めるところだけ)
船から自宅へ持ち帰るため、一旦組み立てます。
Eリングを紛失してしまっているので、組めるところだけになります。


ベアリング取り付け。
こちらの2つは新品に交換しました。


ドライブギア軸の両端のベアリングは在庫がないので、洗浄・グリスアップして一旦取り付けます。
新品が到着次第交換します。




ドライブギア・ドラグ部、組み立て。


本体に組み込み。

逆転ストッパーとバネの位置はこうです。


Eリング取り付け。
反対側にブッシュ挿入。


メインシャフト・ピニオンギア・バネは、紛失してしまったEリングがないと組みつけできません。

シャフトのガイド兼ベアリング押さえとなっている部品を取り付け。


クラッチレバー(シッポ)取り付け。
本体を組み込みます。


バネ・ブッシュ挿入。


スタードラグ、ハンドル取り付け。


スプール取り付け。
前部ケース取り付け。
これで一旦持ち帰ります。

ハンドルのスタードラグへの干渉はなくなりました。


ただ、シャフトが入る穴に変形があり、ハンドルが少し傾いてしまっています。
組み立て②(Eリング取り付け・ベアリング取り換え)


ベアリングが到着したので、交換しました。


Eリングは規格品のE-2.5で問題なく適合しました✨
ローターとスプールの摺動部について

組み上げてテスト。
ノイズとハンドルの重さが残っています。ローターを取り外すと、ノイズはかなり小さくなり、ハンドルの重さもなくなります??
ローター内側の白いブロックが常にスプールと接触した状態でローターが回転します。この部分の潤滑をグリスからオイルに変更したところ、ハンドルが少し軽くなりました。
後日、セルフィッシュで確認しましたが、やはり構造上、ある程度は仕方ないようです。


やはりノイズが気になるので、ローターを分解してパーツ毎に洗浄していきます。


ローター内側の樹脂製ブロックに付着していたサビ汚れを落とし、できるだけなめらかな状態にしたところ、ノイズはもう一段階改善しました!


ここでもう一度グリスで試してみましたが、ハンドルは重くなり、なぜかノイズも大きくなるように感じます。
ここはオイルがいいようですね。



最後に、ラインが触れる箇所と外装全体を「魔法のヴェール」でコーティング✨
完成!





完成です!
完全に理想的な状態とは言えませんが、現状でできる限りのことはやらせていただきました。
このリールは、スプールとローターの摩擦面の状態が巻き心地に大きく影響するようです。
この部分は、潤滑だけでなく樹脂部品の保護やサビ予防のためにも、オイルを切らさないようにしたいところです。
私にとって初めてのスピンキャストリールでした。
貴重なリールを預けてくださったお客様に感謝いたします!
今回もたくさん勉強させてもらいました。
しかし…顔がついてるからですかね?
愛着というか何というか…沸きますね(笑)っかわいいんです♡
この度はありがとうございました!
良い魚が釣れますように!🎣
