15 TWIN POWER C3000

15ツインパワーC3000です。
今回は、オーバーホールとXG化のご依頼です。
ギア比が釣りのスタイルに合わず、あまり使用していなかったそうです。
状態は、若干のシャリ感があります。
ローター、ハンドルの整備

分解していきます。
写真を撮っていませんでしたが、スプールは整備完了しています。


ローターは先に整備しました。
ベアリング一体型のラインローラーは少し音が出ている状態でしたが、オーナー様はご自身で交換できる方でしたので、ご相談させていただき、使用してみて気になるようならご自身で交換していただく、ということになりました。

ハンドルノブも先に整備します。


ベアリングは2個とも交換となりました。

今回のように先に本体以外を整備しておくと、トレー上がスッキリしていいかもしれません。
本体部の分解

それでは本体を整備していきます。


ローラークラッチ取り外し。


ベアリング押さえ板取り外し
ピニオンギア取り外し

ピニオンギア周辺部品を取り外し

フリクションリング取り外し。
ピンセットで摘んでいる部品「フリクションリングスペーサー」を取り外すと、固定ボルトが見えます。

ボディーガード取り外し。


固定ボルト3本を取り外します。
内1本には座金がついています。

カバーオープンです。
白い樹脂部品「内ゲリ当タリ」も取り外し。
ドライブギア取り外し。

こちらのパッキン、「フタフランジシール」です。
取り外します。

後側のウォームシャフトカバーを取り外し、本体内部部品を取り外します。

分解完了です。
組み立て

部品洗浄完了です。
ベアリングはピニオン上部のもの以外の、3個取り換えとなります。

XG化部品到着です。

右がノーマルギア、左が今回届いたXGのものです。
外径も歯幅も違うんです!
こういうモノなの?!


中間ギアも少し大きい。
ピニオンギアはギア部が少し長くなっています。


組み立てていきます。

・・・大丈夫か?

カバー取り付け。
ドライブギアの調整ワッシャーが、ノーマルギア時0.35㎜のところ、XGに交換後は0.5㎜となりました。クリアランス大き過ぎか?
塩が溜まりやすいボディーガード内側には、スタジオオーシャンマークのCC000を塗布しておきます。


ローラークラッチ等、取り付け。

塩の影響を受けやすい箇所には、CC000を使用しました。
ギアについてシマノへ問い合わせ

外装にガラスコーティング施工。
ひとまず完成です。
良い巻き心地かと思います。
ただ、調整ワッシャーが0.5㎜まで追加となったことが気になります。
やはりギアが間違っているんでしょうか?
オーナー様にご相談の上、念の為シマノに確認することにします。

二週間ほどしてシマノから回答が来ました。
「15TPC3000XGのギアで間違いございません」とのこと。
10年以上前のモデルですので、途中で金型の変更などがあったのかもしれません。
何はともあれ、これで安心してオーナー様にお返しできます。
完成

再度組み立て、ドライブギアに0.05㎜の調整ワッシャーを1枚追加し、合わせて0.55㎜としました。
完成です!
良い状態にできたと思います。
ギア比がご自身のスタイルに合わず、あまり使用していなかったとのことでしたので、これからガンガン使っていただければと思います!
この度はありがとうございました!
良い魚が釣れますように!🎣






